ONEでは4年生の間はほとんど宿題を出していませんでしたが、5年生からは算数の「計算トレーニング」という宿題を出していきます。
「計算トレーニング」( 以下「計トレ」と略します) を宿題として出す目的は、
・やるべきことを期限内に終わらせるという意識を作ること
・勉強する習慣を作ること
・話を聞いて指示に従って行動すること
の3つです。
受験において、学ぶべき内容を理解することも必要ですが、その前段階として勉強において意味のある行動をとれるようになることが大切だと考えています。ONEでは受験学年である6年生になるまでに勉強に対する意識を変えてもらうための道具の一つとして計トレを活用しています。
計トレを具体的にどのように進めていくかについては、初回の算数の授業で指示しました。指示に従った行動が取れているかどうかを注意深くチェックしていきます。
計トレはページごとにやるべき日付が書いてあります。指定された日付に指定されたページの問題を解くことに意味がありますので、その日の分が終わってまだ時間があったとしても、先の日付の分についてはやらせないで下さい。また、体調不良などやむを得ない理由でできなかった場合には、その分についてはやらなくて良いと指示をしています。
やらなかった日があったとしても、学習の上で必要な内容については繰り返し出てきますので、ご安心ください。
学年の変わり目の時期には、お子様の勉強に対する意識を一段階上げることが非常に重要になります。お子様が宿題をやってこない、あるいは指示に従って進められないという場合には、授業後に残って宿題をやってもらう等、行動を改善するためのアプローチをかけさせていただければと存じます。お子様には負担をかけることになりますが、今後の学習において意味のあることですので、ご理解いただければ幸いです。