前記事はこちら → 授業報告 2月22日
① 都道府県&都道府県庁所在地テスト
毎週繰り返しやっていく中で、都道府県の名前と場所については、全員が覚えてくれました。しかし、まだ思い出すのに時間がかかってしまったり、漢字(「潟」・「媛」など)の記憶があやふやだったり……といった状況が生まれることはあります。まだ九九のレベルに至ってはいないということです。現在、8分間の制限時間でテストを実施していますが、この時間内に全94問を正解できるようになれることが目標です。現在、60点(正解数60個)前後のお子様が数名いらっしゃいますが、少しでも記録を伸ばせるよう、アプローチをしていきます。
② 授業のチェックテスト
今回のテストは3種類のものが出題されています。
A 稲作のさかんな地域、コメのできるまでの過程(テスト出題は3回目)
B 食糧管理制度と減反政策(テスト出題は2回目)
C 野菜の促成栽培と抑制栽培(テスト出題は初めて)
Aについては、先週のテストの段階でパーフェクトだったお子様も少なからずいらっしゃいますが、再度出題させていただきました。Bについては、前回の記事にも書いた通り、先週の段階では出来が思わしくないお子様が多かったので、再度の出題です。Cについては初めての出題です。
結果、Aについて「前回よくできたから特に今回は見直しをしてこなかった」というお子様の中には、先週できていた問題で間違えてしまうという状況になった方もいます。それ自体は自然なことなので悪いことではありません。テストの後の直しで、「ああ、そうだった」と確認してもらいました。思い出す機会(テスト等)を作り、忘れていたら確認して再度覚えるということが重要です。
Bについては、前回よりも格段によくできたお子様が多くいました。しっかりと準備をしてきたということがわかります。
Cについては、初めてのテストということもあり、まだ完ぺきに覚えているという状況ではありませんでした。「促成栽培」「抑制栽培」ということばは記憶していても、正しく漢字を覚えることができていませんでした。用語を覚える際は、漢字で覚えるということが必要だということを指示し、次回もう一度、テストをする旨の告知をしました。
お子様たちはテストに対し、一生懸命に取り組んでいます。まだ至らないところはありますが、毎週のテストを使って記憶の精度を徐々に上げていきます。
授業においては、「野菜の近郊農業」と「果物の生産のさかんな地域」について扱いました。
「果物」に関しては、単純に、主な果物の生産上位の都道府県を覚えるということをしてもらいました。
6つの果物の生産上位の県をその場で覚えてもらいテストをしましたが、半数以上のお子様が全問正解できていました。
4年生の早い時期から通われていた方は、授業内で「短期記憶」の訓練をしていたこともあり、全員がスムーズに覚えることができていましたが、最近入塾されたお子様の中には苦戦をされていた方もいらっしゃいます。覚えるためのコツは「声に出す、手を動かして書くなど、さまざまな感覚を動員して覚える」・「覚えたかどうかの確認をし、忘れていたら覚え直して再度確認する」ということです。ただ眺めているだけでは覚えきれないということを経験し、覚えるための適正な行動を身につけていってもらうために、今後もこういった短期記憶の練習を行っていきます。