小4算数　授業報告「暗算とアルゴ」

今回は4年生初回の算数の授業でした。

4年生の間にやってもらうこととしては、

・整数、小数の四則演算
・分からない問題に対して自分の力で悩むこと

が主になっています

今回の授業では、分からない問題に対して自分の力で悩むことを行ってもらうために、「暗算」と「アルゴ」を説明し、やってもらいました。

「暗算」とは、整数の簡単な四則演算を筆算やメモなしで頭の中のみで計算し、解いてもらうことです。
実際解いてもらった問題の一部が以下になります。

45―12÷2＝

5×2＋8×11＝

大人であれば、むしろ暗算でしか解かないような問題ですが、子供たちにとっては何も書かずに計算することは容易ではありません。また、解き進めていくと、より複雑な計算を暗算で計算しなければいけないものが出題されています。
これは、四則演算の習得ももちろん目的の一つではありますが、瞬間記憶の鍛錬と前述した分からない問題に対して自分の力で悩むことを主目的として取り扱っています。

一部分の計算結果を記憶しつつ次の計算を頭の中で行わなければいけない、マルチタスクな脳の使い方を要求されるものになっており、筆算やメモをつかえばできるはずのものとなっているので、決してできないものではなく、自分の力で最大限悩みぬくことが可能なものとなっています。

この「暗算」は4年生のみならず、5年生、6年生にもやってもらっているものの1つです。「暗算」を用いてより生徒たちが能力を付けられるよう注意深く観察していく予定です。「アルゴ」に関してはこの記事の中では書ききれなかったので、今後の記事で説明させていただけたらと思っております。