6年生としてまずできるようにならなければいけないことは、「やらなければいけないことを締め切りまでに意味のある形で終わらせる」ということです。
受験生は、2月1日の受験までに志望校に合格できるレベルまでに学力を引き上げなければなりません。まさに「締め切りまでに」「意味のある形で」ということが求められているわけです。
日々の宿題、一週間単位の宿題を、「締め切り」までにしっかりと「意味ある形で終わらせる」ということができないで、志望校への合格についての「締め切り」を守ることなど、絶対にできません。まずは日々の宿題、週単位の宿題について「締め切りまでに意味のある形で終わらせる」ということをできるようになることが必要です。
本日も授業後に残って宿題に取り組み、わからない問題について積極的に質問に動いているお子様が複数いらっしゃいました。明日は授業日ではありませんが、自習に来ると言って帰ったお子様もいらっしゃいます。
ここで気をつけなければならないことは、居残りをすることや授業日以外に自習に来ることが目的になってはいけないということです。居残りをしたり、授業日以外に自習に来たりするのは、あくまでも「締め切りまでに意味のある形で終わらせる」ためです。授業後に遅くまで残る、あるいは授業日以外に自習に来るという、5年生のときにはなかった状況があるため、勉強しているような気分になってしまうという状況にならないようにしなければなりません。自習に来たもののわからないものを解決するための行動がとれなかったり、ある程度やったことに満足して終わらせるべきことを終わらせないままになってしまったり、という状況にならないようにしなければなりません。
今年一年間、6年生は小学生ではなく、受験生です。受験生としての行動原理を身につけることは、小学生にとってはたいへんなことです。学年の変わり目のこの時期には負荷がかかります。かわいそうに思われるかもしれませんが、乗り越えなければいけないことですので、ご理解いただければと存じます。気になることなどございましたら、ご連絡いただければと存じますので、よろしくお願いいたします。