小5社会　授業報告　2月16日

授業前に国語の宿題（漢字と読解）のノートを提出してもらい、ていねいに学習できているかどうかをチェックしました。初回なので、至らないところ、指摘しなければならないところが多々あるのではないかと思っていたのですが、みなしっかりと取り組んでくれていました。これを継続できるよう、アプローチをしていきます。

さて、ここからが社会の授業に関する内容になります。

本日は2種のテストを実施しました。
一つ目は「都道府県テスト」です。「47都道府県を6分以内全て漢字で書けるようにしてくること」という課題を前週に出しており、それができるようになっているかどうかの確認を行いました。6分以内に全問正解できたお子様は1人だけで、漢字を間違えたお子様、まだ覚えきれていないお子様もいらっしゃいました。みな、前週よりはできるようになっていたのですが、覚えたかどうかのチェックが甘かったり、あるいは「完全に覚えられていないけれど、一応勉強したからまあいいか」と妥協したり、といったことが原因で、パーフェクトにはなりませんでした。その点を指摘し、次週再度テストを実施するという予告をしました。

5年生の社会の最大の目的は「どうしたら覚えられるか」を覚えることです。一般論として、こういう覚え方をすれば効果的だというような方法はありますが、最終的には個人個人でどうすれば覚えられるかは異なります。覚えるための方法を身につけてもらえるよう、テストを使ってアプローチをしていきます。

もう一つのテストは、前週の授業で学習した内容を覚えているかどうかを確認するためのものです。これについては、テストをするという予告をしていませんでした。先週の授業の時点では覚えていたことでも、一週間放置していたら、忘れてしまうということを体験してもらうことを目的として、テストを行いました。すらすらと答えを書けるお子様はほとんどいませんでした。
しかし、本当のことを言えば、お子様たちは完全に忘れてしまったわけではありません。「記憶は残っているが、思い出せない状態」になっているのです。もう一度、授業内で復習をし、「ああ、そうだった、そうだった」という経験をしてもらいました。一度復習をしておけば、覚えられていたはず……と思ったのではないかと思います。来週テストを実施する旨を伝えましたので、どのような行動をしてくるかを確認したいと思います。

保護者の方が「テストがあるから復習したら？」と声掛けをする必要はありません。内容を覚えることが目的であればそれでいいのですが、今やりたいことは「内容」ではなく「行動」を覚えることです。「家でお父さん・お母さんに『やりなさい』と言われたからやる」というのでは、行動を覚えたことにはなりませんので、とりあえずじっと様子を見守っていただければと存じます。