2024年12月6日
10月の小学4年生の算数の授業では割り算を扱いました。
計算を確実にできるようにすることは大切です。計算があやふやだと、新しい概念を学習する際に計算に気を取られてしまって、概念理解が困難になってしまいます。特に割り算は,筆算が掛け算と引き算の融合になっていて複雑な上に、「足す・引く・掛ける」といった他の演算にはない、見当をつけるという動作が必要なため、どのような手順で行うかを正しく把握した後で,繰り返し練習することが必要です。他教科の授業や宿題(計算トレーニング)も使って,練習する機会を設けていきます。
割り算の学習というと筆算などの計算練習だけを思い浮かべる人が多いかと思います。もちろん、計算そのものの練習も大切ですが、それに留まらず,どのような状況のときに割り算を使うのかを把握しておく必要があります。この理解が不十分だと,5年生の割合や速さの学習において,割り算を使う必要があるときに,なぜ割り算を使うのかを理解できず、自分が何をやっているのかわからなくなってしまいます。
お子様たちは掛け算についてはどのようなときに掛け算を使うのかを感覚的に理解できていましたので、掛け算を手掛かりにして、時間をかけて割り算が使われる場面のイメージをつかんでもらいました。