前記事はこちら→授業報告10月26日
前記事にて予告をしておりましたテストを実施しました。
左側の列のワードが34個、右側にそれについての説明があるのですが、その中のキーワードも空欄(46個)になっていて、合計で80個の語句を答えるテストです。
さぼってきたお子様はいらっしゃいませんでしたが、やはり少々手ごわかったのか、前回のように満点というお子様はいらっしゃいませんでした。2、3個の間違いというお子様が数名、10個以上間違えてしまったお子様が数名、他のお子様は5~10問を間違えていました。前回、左側のワード33個を問うテストでは皆ほぼパーフェクトにできていたので、今回もできると思っていたかもしれませんが、そう簡単ではありませんでした。覚えることの量が増えたので、前回と同じ時間では覚えきれなかったというところでしょうか。
これを完璧に覚えるということをクリアしなければ、受験に必要な精度の知識を固めることはできません。受験では、上の図の左の語をヒントに右側のキーワードを答えさせる問題も出ますし、逆に右側のキーワードを手掛かりにして左側の語句を答えさせることもあります。一方通行でキーワードを答える問題(「603年に人材登用の目的で聖徳太子が定めたものは?」というような問い)を使って覚えるだけでは、その問題は答えられても、逆方向からの問いに対応できない可能性があります。もちろん問題なく答えられるお子様もいるでしょうが、それは検証してみなければわかりません。
たびたびブログの中でも書いていますが、現時点における社会の授業では、内容を完全に定着させることを目指してはいません。今、覚えていることは数か月すれば忘れます。しかし、それは問題ではありません。ほとんどの人間の記憶力とはそういうものです。今は、どうすれば覚えられるかということを学ぶ時期です。覚え方がわかれば、忘れても、必要な時期にまた繰り返せばよいだけです。記憶するためのポイントを早めにつかんだお子様は、6年生になってからの受験勉強において圧倒的に有利になります。
授業では、その場で覚えてもらう瞬間記憶のテストも実施していますが、テストを通じて、記憶のための行動をしっかりと確立できるよう、サポートして参ります。