6年生には、塾に来るときには腕時計をしてくるよう指示をしています。
腕時計をすることは、時間の管理を自分でしっかり行う意識をつけることにつながります。
自習の際に、時のたつのも忘れ、一問を考えることに没頭するというのも意味のあることではありますが、今はそういう時期ではありません。5分も考えて方針が立たないような問題は、すぐに質問をするなど解決のための行動をとる必要があります。「この問題を解き始めたのは〇時〇分、すでに5分たっているのに全く進まないから、質問に行こう」といった判断ができるようになるためには、時計を確認する必要があります。
教室の時計を見ればいいではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、受験の際、教室の見えるところに時計があるという保証はありません。時計を探してキョロキョロするなどということをすると、不正行為を疑われかねません。時間は自分の腕時計でチェックするようにすべきでしょう。
腕時計というものは、慣れないと違和感を感じることもあります。一定の期間、慣らす期間は必要でしょう。いつも腕時計をしていると、たまたま時計をするのを忘れてしまったときに、時間を確認しようとして何もつけていない腕を思わず見てしまうということがあります。そのぐらいになれば、腕時計に馴染んだと言えるでしょう。小学生の場合、学校に腕時計をしていくことがないので、そこまで腕時計に馴染むことはなかかなかありませんが、それだけに腕時計で時刻を確認するということに慣れるための期間をとることは重要になります。
スマホの時刻表示機能で代用されている方もいらっしゃいますが、これは入試本番では使えませんので、お早めに腕時計をご用意下さい。
なお、腕時計の中には音の出るものがございますが、これについては音の出ない設定にしておいていただければと存じますので、よろしくお願いいたします。