前記事の続きとなります。
【テスト結果をどう受け止めるべきか。】
実は今回の「模試について」の記事は、2019年に同じテーマで書いた記事に加筆修正したものです。基本的にはそのときとスタンスは変わらないのですが、テスト結果をどう受け止めるかということについては、3年前に書いた内容をそのまま採録することは難しい状況があります。模試の出題や採点精度など、3年前に比べて悪くなっている印象があります。回次ごとの難度の設定なども安定していないため、「このぐらい得点できていれば大丈夫」という目安となる得点を設定することも難しいというのが現状です。
模試の問題と答案、成績表をご持参いただいた後に、ONEのスタッフの方で目を通させていただき、問題となることや修正すべきことがある場合は、お子様に直接アドバイスを差し上げ、また保護者の方にもお知らせいたします。そうでない限りは、テストの結果自体はお気になさらないでいただければと存じます。
【模試をどう利用するべきか。】
上記の内容を鑑みた場合「外部テストって受ける意味があるのか?」という疑問を感じる方もいらっしゃると思います。テストの結果だけを見るのならば正直、受験生の大半には大きな価値は無いのかもしれません。しかし、結果ではなく、「テストを受けること」自体には大きな意味があると考えています。
ONEのお子様は、いつもこのONEの狭い空間で学習しており、大きな会場で試験を受けるという経験を積んでいません。見知らぬ多くの受験生に囲まれ、実際の中学校で試験を受けるという経験を積んでおくことは、絶対に必要なことです。
・見知らぬ空間
・見知らぬ受験生
・制約されている時間
・テストという空気感
これらの他にも、今まで感じたことのないプレッシャーなどを受け止めてこられます。これらを日常で経験することは難しいでしょう。この点において外部テストは受験本番にむけて有意義な時間と考えてください。
書き切れていないこともありますが、テストの点数に右往左往しても結果は悪い方にしか働かないことが多いです。
面談をしていると、模試の結果は気にされないという保護者の方も多いのですが、不安や焦りを感じるという方もいらっしゃいます。お子さんのテスト結果をみて、不安や焦りを覚えたら、まずはご相談下さい。