6年生の9月の模試の結果が出ました。
「模試の結果は気にしないで下さい」ということはこれまでに繰り返しお伝えして参りましたが、いざ答案や成績表が戻ってくると、急に不安になったりするケースもあるかと思います。お子様方に成績表と答案、問題用紙をご持参いただき、問題と答案を拝見させていただきました。何か問題点があるときは、面談時にお話をしていきますが、問題を見る限り、やはりさほど心配はしなくてもよいと思います。
ひとつ社会の問題を例にして説明いたします。
社会の設問は全部で50問でした。
このうち授業や社会トレーニングで繰り返し学習してきた問題は17問。未習だったり、学習してから長期間が立っていたり、マニアックな知識であったりということで現時点で正解できる必要のない問題が23問。残りの10問は時事問題や一般常識問題といった類のものでした。現状できなくてよい23問のうち、10問は今後授業で学習する内容、残りの13問は基本的にはできなくても問題がないような問題です。
どこを正解し、どこを間違えたかということをチェックし、できなければいけない問題についてはしっかりと正解したいところですが、実はそう簡単ではありません。日曜特訓の授業時に今回の模試で正解できるはずの17問で問われている知識をピックアップして確認しました。すると、多くの生徒は全問正解に近いレベルで答えることができたのですが、その生徒の中には「こんな問題、模試に出ていた?」という感想を述べるお子様もいらっしゃいました。自分が知っていることが問われているのにも関わらず、できない問題の中に紛れていると、「難しい」と思いこんでしまってできなくなったりすることがあります。これはある程度慣れることで改善していきます。
いずれにせよ、現状ではできない問題が少なからずありますので、得点に一喜一憂することなく、日常の学習にしっかりと取り組んでいただければと思います。