2024年12月4日
「中学受験に過去問について(1)」の記事で挙げた2つ目のポイント「時間管理」について書かせていただきます。
「過去問は制限時間内で解き切らなくてはいけない、わけではありません!」
これを間違えると、それはもう後々大変なことになります。過去問で勉強をしているわけですから「分からない問い」・「時間のかかる問い」が存在します。この状態で過去問を制限時間で行うと、「何ができていないのか」が全く見えてこないのです。
まずは時間無制限で全ての問いを解く。
見たいポイントは、以下の3つです。
①授業で履修した問題を適切な時間で解けているか?
②未履修範囲でも一般的な常識問題に対処できているか?
③真剣に過去問に取り組めているか。
先ほども述べましたが、この時点で時間を制限してしまうと、時間を気にしてしまい、解くことに対する意識が希薄になります。これでは、「必要な能力に達しているのか」が見極められません。つまり時間は常識的な範囲で無制限であることが重要になります。
やり始めの時点において制限時間内で解き切れなくても、しかるべき対策をしていけば制限時間内で合格点に達することがほとんどです。
具体的な対策については、次の記事にて書かせていただきます。