2024年11月15日
先々週から、割合だけでなく、割合と並行して等差数列も扱っています。
等差数列の考え方は規則性の基礎となります。また、規則性以外の問題でも等差数列を使って考える問題もいくつもあります。
等差数列については公式を使って
(はじめの数の5)+(30番目-1)×(差の3)
と、公式に数を当てはめれば答えを出すことはできます。しかし、ONEで小学5年生の段階で等差数列を扱う目的は、この問題の答えを出すことができるようになることではありません。公式を覚えて、それに数を当てはめて答えを出すことを練習しても、問い方を少し変えられてしまったら、どうして良いのかわからなくなってしまいます。
等差数列がどういうものなのか、等差数列の性質から考えていく必要があります。
例題では、3ずつ何回増加しているのかを考えることがポイントになります。
1番目から30番目までに数が30個あることから、数と数の間にある「+3」が29個あることを読み取って、30番目の数を求めることになります。数という「もの」の個数と数と数の「間」の個数を意識する練習です。「もの」の個数と「間」の個数を毎回具体的に書いて考える演習を、時間をかけて繰り返すことで、等差数列の考え方を全員に理解してもらいました。