漢字の宿題について書かせていただきます。
毎週、月曜日の国語の授業の前半で、漢字を扱っています。毎週3~4つの漢字を取りあげ、その読み方と意味、用例などについて学び、その後の一週間の中で宿題をやってもらい、記憶を刷り込んでいくという形をとっています。社会の記憶のように「集中して覚える」というよりは、宿題で同じものに繰り返し触れていく中で、自然と覚えてしまうということを狙っています。
宿題はONEに来る日については、毎日提出していただいております。国語の授業日以外にも提出をするということになります。
本日もノートを回収し、問題点がないかどうかをチェックいたしました。
ほとんどのお子様がとてもていねいに宿題に取り組んでくれています。
ここ最近、文字の表記に関わる記事を何度も書かせていただいており、そこでも述べさせていただきましたが、家庭において宿題を行う際などは時間的な制約がないので、落ち着いてていねいに表記することが重要です。
書道やペン習字ではないので、達筆であることを求めているわけではありません。一画一画ていねいに書くということを求めています。
多くのお子様のノートは、とても丁寧に文字が書かれています。最初は表記に少なからず問題があったお子様の中にも、少しずつ行動を改善し、今では注意を与えなくても大丈夫になった方もいらっしゃいます。
まだ表記の雑さが抜けないお子様もいらっしゃいます。
表記が雑な場合は、教室で書き直しをしてもらうことが多いのですが、実は教室で書き直しをさせられたときには、ていねいに書けるというケースが多くあります。ていねいに書かないと、再度書き直しをさせられることがはっきりと分かっているので、そうはなりたくないという心理が働くからです。
残念ながら「家で宿題をやる」という場合、「ていねいに書くのが面倒くさい」という思いが勝ってしまい、「後で書き直し」ということが頭から消えてしまうのでしょう。あるいは、後で書き直しになっても、目の前のたいへんさからは逃れたいと思うのかもしれません。
改善のためには、宿題をする際に「ていねいに書く面倒くささ(その場の面倒くささ)」よりも「ていねいに書かなかった場合の面倒くささ(翌日以後の面倒くささ)」を感じてもらう必要ががあります。なかなか状況が改善しない場合は、「ていねいに書かなかった場合の面倒くささ(翌日以後の面倒くささ)」の強度を少しずつ上げていきますので、お子様が負担に感じることもあるかもしれませんが、ご理解いただけますよう、よろしくお願いいたします。