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進学教室ONE
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小5国語 授業報告5/17

ONEの漢字学習のやり方については、過去に何度か記事にしていますので、ご興味がお持ちの方は以下のリンクをご参照下さい。

漢字の学習について

ONEでは5年生までは書き取り対策として、「漢字を〇〇回ずつも書いてくるように」といった指示は出していません(「漢字を書かない」という意味ではありません)。しかしながら、毎週繰り返し触れている漢字については、自然と書けるようになってくるものです。

以下は今週の漢字テストで出題した問題の一部です。

 

Q 次のカタカナの部分を漢字に直しなさい。
・ 山田君は心のアタタかい人だ。
・ 今年の冬は例年よりアタタかかった。
・ 君のオカした罪は消えることはない。
・ ここであえて危険をオカす必要はない。
・ 他国によって我が国の領海がオカされる。
・ アヤマって花びんを割ってしまった。
・ 君がアヤマっても許すつもりはない。

 

同訓異字の書き取り問題です。
前週の段階で「同訓異字を出題する」という旨は、お子様達に一切お伝えしていません。ただ、毎週の宿題の中で、ことあるごとに同訓異字の確認問題を出していました。繰り返し繰り返し触れることにより、いつの間にか覚えたのでしょう。多くのお子様が全問正解でした。繰り返し触れたことによって自然に覚えるというのは、漢字学習のあり方としては理想的です。

覚えようと必死になって10回も20回も同じ漢字を書いて覚える……などという学習をした場合は、漢字の形は覚えても、漢字の意味は覚えていないということが珍しくありません。それに対し、繰り返し触れるうちに自然と覚えたという場合は、意味とセットで記憶されます(意味のわからないものは、自然には覚えません)。

「書き取り練習をさせなくて大丈夫か?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「漢字学習」と言えば「書き取り練習」と相場が決まっていますが、実際のところ「書き取り練習」をしてもその効果は限定的である場合が多く、場合によっては「漢字嫌い」に拍車をかける結果になることもあります。

5年生の指導においては、いわゆる「書き取り練習」はさせず、漢字の読み方と意味の学習に重きを置き、「形」については繰り返しの中で自然と覚えることができることを狙って、宿題を作成しております。日々の宿題にていねいに取り組んで頂ければ、漢字の形は自然に覚えていけるものが多くなります。表記が雑なお子様は、漢字の形の定着が悪くなり、6年生で苦労する可能性が高くなります。文字表記の雑なお子様については、引き続き修正のためのアプローチをしていきますので、ご了承下さい。

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