2024年10月8日
前記事はこちら → 小5算数 授業報告 3月5日
今週も、5年生の算数の授業では、引き続き割合を扱っています。
ONEでは、「割合」という概念は、算数を学んでいくうえで、すべての単元に関わってくるような重要な考え方であると考えております。割合ができなければ算数の受験問題を解くスタート地点にも立てません。それゆえ、算数では5年生の間の多くの時間を「割合」の学習に使っています。この「割合」という概念を理解し、当たり前のものとして定着させるためには基本の繰り返しが欠かせません。このために、授業の前半では繰り返し演習を行っています。「分数」を「日本語の文章」として認識することがまだスムーズにできないお子様については、頭の中だけで処理をするのではなく、ノートに「日本語の文章」を書くことを繰り返してもらっています。少なくとも、小学5年生の段階では、わからないことがあることは問題ではありません。わからないことをそのまま放置して進むことが問題なのです。曖昧な理解のままで進むことがないように、こちらでも注意して見ていきます。
今週は、百分率(%)という新しい記号を紹介しました。
百分率については例えば「30%は0.3を表す。」のように数字の置き換えで覚えている人も多いかと思います。最終的に理解してしまえばそれはそれで問題がないのですが、初めから数字の置き換えで覚えてしまうと、20%引きなどと言われた時に何から何を引いていいのかわからず、混乱の原因となります。こうならないように、百分率を分数の一部として扱うことで、百分率を「日本語の文章」として認識してもらうことを徹底しています。最終的には百分率も、「日本語の文章」として全員が考えてくれました。