2024年12月6日
今週から「プレゼント企画」に小数の計算プリントを追加しました。小数の計算に関しましては、速くできることよりも、まず正しくできることが第一ですので、時間を競うのではなく、一度で間違いなく解くことができたら加点する形をとっています。
「プレゼント企画」のポイントを与えると言っただけで、ミスがかなり減りました。どのような形であれ、丁寧に計算することで「ミスなく解くことができた」という経験を重ねることに意味があります。
後半の授業では、規則性の問題を扱いました。
(例題)〇△☓〇△☓〇△☓
上のようにある規則にしたがって、記号を全部で30個並べました。最後の記号は何ですか。また、〇は何個ありますか。
この問題は全員がすぐにできましたが、先に進んで、設定が複雑な問題になってくると、計算はしたものの、計算の結果が何を表しているのか、とまどってしまうという状況になるケースも見受けられました。少しでも迷ったら、前の問題に戻って記号を書き出して、計算の結果、導出された数字が何を表しているのかを確認してもらいました。計算で答えが出てわかった気になって終わるのではなく、計算で導出された数字が何を表しているのかを具体的に確認してもらうことを目的に授業を進めました。
式に形式的に数字を当てはめて計算し、結果として答えが出たとしても、意味のある学習にはなりません。自分が行った計算について、それぞれの数字がどんな意味をもっているのかを意識することが当たり前になるように繰り返し練習していきます。