2024年5月18日
今回は「中学受験における過去問について(1) イントロダクション」で挙げた4つ目のポイント「効果測定」について書かせていただきます。「過去問について」の最終回です。
「効果測定」は「志望校の直近数年分の過去問」で行います。
外部模試など、様々な方法で合否判定、自分のいる相対的な位置を判定しようとされると思います。すべてが無駄とは言いませんが、大きな意味を持つとも思いません。過去の事例を鑑みたとき、弊害の方が多いと感じることが多いからです。
★事前に「効果測定」で信頼できるのは志望校の直近数年分の過去問だけ
とONEでは考えております。この効果測定で合格が可能か否か、併願校をどのようにしたら良いか、また、学習面においては、結果を分析し対策していきます。
「中学受験における過去問について(2)過去問での学習」の記事において『基本的に自分の志望校の過去問は使用しません。早く、志望校の過去問をやりたい、やらせたい気持ちはわかりますが、ここはグッと我慢です。過去問のやり始めに志望校の過去問をやっても、基本的に良いことはありません。』と書いた理由がここにあります。もし、早い段階で志望校の過去問を使用してしまうと、受験校を絞り込んでいく時期に、過去問を効果測定として使用できなくなってしまいます。
志望校の過去問はとても重要な役割が存在します、大切に扱っていただけますようお願いします。