本日は宿題の実施状況について書かせていただきます。
現在、5年生の国語においては、2種類の宿題を課しております。
(1)漢字の宿題
月曜日の授業時に、火曜日~日曜日までの曜日ごとの課題が書かれたプリントを配付しています。これをノートにていねいにやってくることが宿題になります。
ONEでは4,5年生の間は漢字の書き取りを行いません(これについては過去記事で詳しく説明しております→こちら)。したがって「10回ずつ書く」というような宿題は課しておりません。曜日により量は異なりますが、どの曜日にしても長時間を要する、たいへん作業をしなければならないということはありません。
とにかく丁寧にやるということが重要です。文字を丁寧に書けないお子様は、文字を書くこと以外も丁寧さを欠くということになりがちです。国語のみならず、全教科に影響があることですので、繰り返し注意をしていきます。時に厳しく注意をすることもあるかと思いますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします(関連記事→こちら)。
(2)読解の宿題
授業で扱っている文章につき、繰り返し読み、最初に読んだ時にわからなかった語句の意味を繰り返しノートにまとめてもらっています。
ONEの授業がない火曜日・木曜日・土曜日の3回やるように指示しています。1回やれば十分だと思われるかもしれませんが、多くの場合、1回ではほとんど意味はありません。
その理由については、長くなりますし、企業秘密も含むことになるので、ここでは書くことができません。
どちらの宿題についても、授業時にその成果を確認するテストを行っています。
今週の授業では、(1)の漢字テストについて、漢字の「読み方」を完璧に覚えて来なかったお子様に、注意を与えました。「覚えられなかった」という結果を注意をしたのではなく、「丁寧に学習する」ということができていないことについて注意をさせていただきました。文字表記が直らないお子様には、少し前から「ひらがな」の書き取りプリントを配付し、毎日の学習の初めにやるように指示しています。とにかく丁寧に学習することを覚えることが重要ですので、しつこく指導をしていきます。
(2)読解の宿題については、お子様によって「書いてくる言葉の数」にかなりの開きがあります。「最初に読んだ時にわからなかった語句」の意味を書いていくるという宿題なので、読解が得意なお子様は書いてくる言葉が少なく、逆に読解が苦手なお子様は書いてくる言葉が多いのではないかと思われるかもしれませんが、そう単純ではありません。文章読解が苦手なお子様は「自分がわからないことば」について通読の際にスルーしがちです。「わからない」ということを「わからない」・「気にしない」と言ってもいいかもしれません。ノートにまとめてきた「わからない言葉」がごく少ないのに、ノートに書き出していない語句の意味をテストで問われ、答えられないというような状況が生じることがあります。こういう状況をクリアできることが非常に重要な意味を持ちます。宿題とテストを通じて、文章の読むときの意識にアプローチしていきます。