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小5国語 記述の宿題について

小5国語 記述の宿題について

例年、国語においては、5年生の前半の時期に出す宿題は「漢字」の練習のみでした。「漢字」の宿題については過去記事に書いておりますので、それについては以下をご参照下さい。

⇒ ・漢字の宿題について   ・文字を丁寧に書くこと

今年度に関してはは、文章を読み、その内容について記述をしてくるという宿題を課しています。新型コロナ感染拡大の影響により、再び緊急事態宣言が発令されるといった可能性もゼロではありませんので、お子様には負担をかけることになりますが、できるだけ早め早めにやれることをやっておこうということで、記述の宿題を出しています。

記述力の強化ということももちろんテーマの一つではありますが、それが最大の目的ではありません。
しっかりと記述をするためには文書をしっかりと理解できていなければなりません。文章を一読し、「何となく言っていることはわかるような気がする」というようなレベルでは、文章の内容について的確にまとめることができません。何を書けばいいのか……と悩むのであれば、繰り返し文章を読めばいいのです。そして、自分のことばでまとめてみる。もしまとめられないということであれば、それは文章を読めていないということです。ある文章を読んだ時、その文章の内容を的確に理解できているかどうか、読めたかどうかということを判断できるということは非常に重要です。その判断をできるようにするために、「文章の内容についてまとめる」ということをしてもらっています。答えを書くための原稿用紙をお渡ししていますので、水曜日または金曜日にご提出いただければと存じます。

なお、5年生の間はいわゆる「読解問題」を制限時間内で解くというような練習は行いません。もともと「しっかりと読む」ということができているお子様ならともかく、「文章を読むことが嫌い」・「苦手」というお子様が「文章の理解が不十分な状態で問題を解く」ということを繰り返すと、どんどん「文章を読む」ということの本質から遠ざかっていくことになります。

受験までには読解問題を解く練習をする期間も必要になりますが、その前にやることがあります。今の時期には「文章を読む」ということにしっかりと取り組んでもらいます。

 

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