【26日】
12月26日の授業では、前回に引き続き等差数列を扱いました。
「〇〇」が小さい数であれば、並ぶ数字を書き出すことで答えが出せますが、「〇〇」が大きい数字になると、書き出すことは困難になります。前回と同様、「書き出すことが可能な問題」を解いてもらった後に、「書き出すことが困難な問題」にチャレンジしてもらいました。
「書き出すことが困難な問題」で少しでもつまるところがあった生徒には、答えが出たどうかに関わらず、「書き出すことが可能な問題」に戻って、図を書いて「並んでいる数字」と「何番目」の2つの数字をよく観察し、規則を発見できないか考えてもらいました。
前回は苦戦していたお子様もいましたが、「書き出すことが可能な問題」と「書き出すことが困難な問題」の間の行き来を繰り返した結果、スムーズに(例題1)の類題を解くことができるようになりました。
解き方を教わるわけではなく、自力で考えるという姿勢をつけるためのよい素材ですので、今後の授業でも適宜扱うことになると思います。
なお、前回の段階で「書き出すことが困難な問題」をスムーズに解けるようになっていたお子様には、以下のような問題にも取り組んでもらいました。
同じ内容を別の方向から問われています。最初は混乱することもありましたが、やはり「書き出すことが可能な問題」と「書き出すことが困難な問題」の間の行き来を繰り返すことで、自力で考えることができるようになりました。
【27日】
27日の授業では数当てゲームを題材にして頭を使ってもらいました。
数当てゲームについては、「おむすび探偵団」(LINKはこちら)というゲームや、「Numer0n」(LINKはこちら)というTV番組でご存知の方もいらっしゃるかと思います。
《ゲームのルールについては、「おむすび探偵団」のページをご参照ください(LINKはこちら)。》
今回の授業では上記のような数当てゲームをもう少しシンプルな設定にして扱いました。
この数当てゲームでは、自分の答えに対しての出題者からの返答がヒントになります。ただ闇雲に当てにいくだけでなく、自分にとって必要な情報が何かを考えた上で、情報を得るために答えを使えるようにならないと、なかなか少ない回数で当てることはできません。普段の学習では問題文で与えられている情報を読み取って、そこを起点にして考えることが多いのですが、数当てゲームでは、必要な情報を得るために、どういう形で問いかけるべきかを能動的に考える必要があります。
単純なようで、論理的な思考力を必要とする奥深いゲームです。今回は、ゲームのルールを理解してもらった後、「詰将棋」ならぬ「詰め数当て」という形で、出題者のからのヒントをどう使うかを考えてもらいました。どの数字が当たっているのか場合分けをして考える必要があるためか、一筋縄では行かないようでした。それでもお子様たちは集中して考えてくれていました。
次回は、「詰め数当て」をいくつか解いてもらった後に、実際にゲームを行ってもらう予定です。