2024年11月30日
小4国語の授業報告です。
授業の前半では、科目の枠にとらわれず、受験勉強の土台となるさまざまな力を養うためのトレーニングを行っています。
一ヶ月ほど前から「記憶」をテーマにした練習を始めました(詳細はこちら)。毎回、いろいろな事柄を3分間で覚えるという練習をしておりますが、皆、少しずつ記憶の精度が上がってきています。記憶する際の集中力が上がったこと、記憶したかどうかの確認をしっかり行うようになったことが大きいと思います。さらに精度を上げられるよう、引き続き訓練を行っていきます。
読解においては、説明的な文章をていねいに一文一文読むということに取り組んでもらっています。
10月までの4年生の授業においては、物語を楽しみながら、頭と心を動かして読むということをメインの目的としていました。読むことに対するプラス感情を持つ(少なくともマイナス感情を持たない)ということは非常に重要なことです。
前向きな気持ちで文章を読めるようになったら、次は読み取りの精度を上げることが重要になります。そこで、説明的な文章を用いて、一文一文をていねいに追いかけていくということを練習します。この「ていねいに」というところがポイントになります。だからといって「ていねいに読みなさい」とアドバイスしたところで、ていねいに読めるわけではありません。
ていねいに文章を読んでもらうために、いろいろとお子様に問いかけながら、時間をかけて一本の文章を繰り返し読んでいきます。「読む姿勢」がしっかりとできないうちに多くの文章を読んでも、得るものは多くありません。授業がなかなか進まないように思われるかもしれませんが、ご理解いただければと存じます。