授業の前半の時間を使って、小数の掛け算の復習をしました。
まだ、小数の掛け算のルールについて、知ってはいるものの「当たり前のもの」として完全には身についていないという人もいます。繰り返し練習すれば、迷うことなく「当たり前」のものとして扱えるようになりますので、今後も授業の前半で継続的に練習を行っていきます。
授業の後半では、9月14日に扱った、繰り返しの規則性を整理して考える問題を再び扱いました。
前回の授業の記事はこちら。
前回扱った内容について復習したあとに今回は
前回と同じテーマについて、逆方向からアプローチした問題を扱いました。
このように逆方向から同じテーマを扱うことによって、より深く内容を理解する一助になります。
この問題も、前回と同じように「規則がわかっていて全部を書き出す」ことを行い、規則にある程度、慣れてもらい、つぎに「記号の個数が増え、全て書き出すのが困難な際に計算によって導出」する問題へと進みました。
このとき、「どう書き出したら規則を扱いやすいか」を生徒には意識してもらいました。
ONEでは「ただ解き答えを導出する」ことよりも、規則がどのようなものかという感覚を身に着けさせることが大切だと考えています。
今回の授業で目指したのは、「観察対象をどのように表現したら観察しやすいか」を身に着けてもらうことです。
難しいかもしれませんが、数学において解を導出するのも、等式変形の繰り返しで、元の式を変形し、自分が認識しやすい状態にしているだけです。これと同じように、自分が認識しやすい形に変形することは規則性においても重要なテーマです。
生徒には、こんな小難しい話抜きで経験をしてもらい、気が付いたら感覚が身についている状態になってもらえるよう、授業の後に演習を重ねてまいります。