2024年10月11日
小4の算数の授業では単位の換算を扱っています。4年生の間にマスターして欲しい単位は,長さと重さと時間ですが,まずは,イメージをしやすい長さを扱っています。
例題
① 3mは何㎝ですか。
② 6000㎝は何mですか。
この2つの問題を考えるためには,「1mと100㎝が同じ長さを表していること」を知っている必要があります。これについては,覚えるしかありません。覚えた上で,「1mと100㎝が同じ長さを表していること」を利用して考えることになります。単位について教える側としては,できていないときに,必要なことを覚えていないためにできないのか,必要なことは覚えているがそれを利用できていないのかを見極めた上で指導する必要があります。今年の4年生は,全員が必要なことを覚えてくれています。
その上で,①は3mが1m何個分に当たるかを考えることで,すんなりできるお子様が多いのですが,②は6000㎝が100㎝何個分に当たるのかを考えることになるので,0を含む掛け算に慣れていないと,混乱することがあります。ここで混乱しないように0を含む掛け算の練習も毎週行っています。
単位換算で一番難しいのは,時間の換算です。また,時間の換算ができないと,速さの単元の理解が困難になってしまいます。時間の換算で困らないように,まずは長さや重さを使って単位換算に慣れてもらいます。