小５国語　授業・宿題について

新５年生の国語の授業は、2/18が第一回目となりました。

４年生のときとは、いろいろと変更となる部分があります。変更点について説明させていただきます。

(１)　漢字について
漢字の宿題が変更になります。「プリントに載っている、新しく学習する漢字を用いた例文をノートに書き写しててもらい、その読み方・意味を記す」・「新しく学んだ漢字を使って、短文を作る」といったことが宿題になります。算数の計算トレーニング同様、実施日が決まっており、毎日学習してもらうものです。国語の授業日に限らず、ＯＮＥに来る日には必ず提出していただきます。
漢字の読み方と意味を覚えることを目的にしていますが、ていねいに文字を書く習慣をつけるということも重要な目的です。文字は上手に書ける必要はありませんが、ていねいに書くということは非常に重要です。文字が雑であることには様々な弊害がありますので、これについては厳しく注意をしていきます。

(２)　読解について
これまでは主に物語を読んできましたが、小5からは論理的な文章(説明文や論説文)をメインに扱っていきます。
論説文や説明文は、筆者の言いたいことが明示されているという点では物語文よりも読みやすいはずなのですが、現実には「物語は読めるけれど、説明・論説は苦手」という人もいます。説明文・論説文は物語に比べると、使われている言葉が難しかったり、テーマが小学生になじみが薄いものであったりするために、一定レベルの知識や教養が不足していると、内容が理解できないということになります。

このような状況を解決するために、文章を読むために前提として持っておかなければいけない知識について説明し、それを踏まえて基本的な文章から読み進める。読んだ文章に書かれていた内容を自分の知識として獲得し、次にはその知識を土台にして少し上のレベルの文章を読んでもらうということを繰り返していきます。

2/18は初回ということもあり、生徒たちが自分たちの知っていることをもとに理解可能な、短い説明文・論説文を読みとる基本的な練習をしました。読み取った内容をまとめてもらいましたが、みな前向きに取り組んでくれていました。もう一、二週、この基本練習を行った後に、入試頻出のテーマにつき、そのテーマに関する知識について説明し、その知識を土台にして文章を読んでいくという練習を行っていく予定です。