現在、授業の方では「奈良時代」までの説明が終わりました。ただ、一通りの説明を聞いたぐらいでは、覚えられるものではありません。覚える作業をしっかりと行わなければなりません。
前回の授業で奈良時代の重要ワード14個を覚えてくるように指示を出しました。たった14個と思われるかもしれませんが、14個を完璧に覚えるということが重要です。
30個のワードを覚えようとして15個のワードを覚えた人がいたとします。15個覚えたのですから、14個覚えた生徒よりも覚えた知識の量は多いのですが、50%しか覚えられないというのでは精度が低すぎます。50%しか覚えられない生徒は、覚えることに対する意識が低く、どうすれば覚えられるかをわかっていない、自分が覚えたかどうかの的確な判断ができない状態にあります。
重要なことは自分が覚えたかどうかの判断が正しくできるようになることです。
ところで、14個のキーワードと言いましたが、本当は14個ではありません。
ひとつだけ例を挙げましょう。
(キーワード) (説明)
東大寺大仏 聖武天皇が行基の力を借り建立。
「東大寺大仏」というのがキーワードですが、右の説明にも「聖武天皇」・「行基」というワードが入っています。要するに一つのキーワードを覚えると、複数のキーワードを覚えることになるのです。
テストをするときは、(説明)を読んで(キーワード)を答えてもらうこともありますし、(キーワード)について(説明)を書いてもらうこともあります。
本日の授業では、奈良時代だけでなく、既習範囲である古墳時代・飛鳥時代に関してもキーワードを問うテスト(全部で35問)を行いました。漢字の間違いを1つ、2つという生徒が多いのですが、奈良時代が初めてのテスト、古墳・飛鳥については予告をしていなかったことを考えれば悪くない結果です。ただ、これで安心することなく、お子様達には100%の精度を目標にして記憶と向き合ってもらいます。
次回の授業では、キーワードを問うだけではなく、キーワードについて説明する問題についてもテストを実施する予定です。