2024年10月9日
漢字の書き取り問題を解く際に、たとえば以下のようなことで悩むということはよくあることです。
・「おがむ」という字の右側の部分の横棒は3本か4本か?
・「しゅうかく」の「かく」は「穫」か「獲」か?
漢字の正確な形がわからなくなったり、同音・同訓の漢字のどちらを用いるべきか迷ったりということは誰にでも起きることと言っていいでしょう。
このようなときにどのような対応をすべきか。
もし入試本番であれば、とりあえず答えを書いておけば、上記の例の場合は50%の確率で正解になります。なので、とりあえず答えを書いておくべきです。
しかしながら受験本番ではないとき(たとえば小テスト、模試、過去問演習など)には、上記のような対応をすることは必ずしも正しくありません。
「おがむ」の横棒が3本か4本かわからなくなる。悩んでもしかたないので、とりあえず4本にして答案を提出。結果、マルがついた答案が返ってくる。正解した問題については、見直しをせず、そのまま放置される可能性が高いでしょう。この問題をしっかりと見直しをしなかった場合、次に同じ問題に遭遇した際に、また「3本か4本か」と悩むことになります。
こうなるぐらいであれば、解答欄を空欄にした状態で答案を提出し、バツをもらった上で、見直しをし、覚える機会を作る方が賢明でしょう。受験本番で「おがむ」の書き取りが出ないとも限りません。そうであれば、準備段階では、目先の点数ではなく、正しく覚えることを優先する方が賢明でしょう。
漢字の書き取りについては、日ごろの学習やテストにおいては「自信のないものは書かない」という対応をすることが次につながる行動になるのです。