毎週、社会においては2種類のテストを行っています。
・テストA→授業で学習した内容をまとめたプリントの内容のテスト。家庭で準備をしてきてもらいます。
・テストB→授業内で5分間覚えるための時間をとり、覚えた内容をその場でテストします。事前準備は不要です。
これらのテストについては、過去にも記事にしております。
→ 授業内でのテストについて
→ 授業内でのテストについて(2)
今回はテストAについて書かせていただきます。
テストの準備を全くしてこない生徒というのは、現在はいません。ただ、準備はしてくるものの自分が思ったよりも点数が取れないという生徒もいます。
「こうすれば覚えられる」という方法を模索すべく、いろいろと工夫をし、修正していくことで、自分にあった覚え方を見つけることが重要です。しかし、それはそう簡単ではないことも確かです。
「社会の記憶がうまくできない」という理由で個別の受講を希望された方がいらっしゃいましたので、先週の土曜日から個別授業を開始しました。普段どのようにして覚えているのかを聞き、いくつか修正すべきポイントを指摘した上で覚える時間をとり、その後に覚えたかどうかチェックをしました。わずか5~10分ほどの時間でほぼパーフェクトに覚えられていたことに、若干驚いていましたが、それで安心することなく「忘れそうだから確認用にプリントを下さい」と言っていました。「しっかりとやれば覚えられる」ということはわかったはずなので、その方法論を継続し、一人でもしっかりチェックできるようになることが次の課題です。それができるようになれば個別は卒業です。
昨日のテストにおいては一問だけ間違えていましたが、ほぼパーフェクト。しばらく継続すれば、自分なりの覚え方が定着するでしょう。
個人差があるので、こうすれば絶対に上手く覚えられるという方法はありませんが、なかなか覚えられないと言っている生徒は漫然とプリントを眺めているだけだったり、ただ何となくプリントを書き写したりしているだけだったりすることが多いと思います。以下のようなことを意識してみることで記憶の定着がよくなることがあります。
〇 声に出して読むこと。まずは音で覚えるということは重要です。
〇 書いて覚える際にも、声を出すこと。
〇 書く際には丁寧に書くこと。
〇 だらだらと時間をかけず、時間を決めて必死に覚えること。
〇 覚えたかどうかその場でチェックすること。
できるだけ早く「覚え方を覚える」という目標をクリアさせるべく、アプローチしていきます。