4年生の国語の授業は、前半と後半で異なる内容を扱っています。
前半は科目の枠にとらわれず、パズルや計算などを行い、頭を動かす時間。後半は、漢字の学習や長文を読むことに時間を充てています。
本日は前半の授業について、詳しく述べさせていただきます。
前述の通り、前半の授業では、科目に特化せず、パズルや計算練習などを通して頭を動かす時間にしております。
5年生になると授業前から授業に向けて勉強をする意識をつけていくために頭を動かすための教材が用意されておりますが、4年生の間は授業前は各々好きなことをやってもらっています。
4年生の授業前は読書をしたり、将棋やボードゲームをしたりと楽しく談笑しながら時間を使っています。
授業開始時間になると、それまでの「遊びの時間」と区切りをつけるために目をつむり深呼吸をして集中する時間をつくっています。
それまで音があった空間を静寂にすることで、一度場を改めて勉強をする空間であることを認識してもらいます。
そこからは具体的に自ら解いていけるような難易度の問題を速くそして正確に進めていってもらいます。ここでは集中力が要求されます。
4年生の段階で集中をして勉強に向かう姿勢が当たり前になると5年生、そしてその後の受験学年になったときに大きな力になります。
しかし、すぐに集中して勉強に向かえるようになるわけではありません。
はじめはゲーム形式を取り入れたり、ゲームの中で小さな褒賞を設けたりすることで、勉強をするために集中するのではなく、ゲームに勝つためや褒賞を得るために集中せざるをえない状況を作り出しています。
このように「勉強をする」のではなく「ゲームに勝つために勉強をする」というように目的をずらすことで徐々に集中して勉強に取り組むことを当たり前にしていってもらえればと考えております。