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本日は「旧石器・縄文・弥生時代」についての復習テストを行いました。3回目の実施になります。
このテストは一般的な確認テストとは異なっています。
(例①)【 239年に魏に使いを送った邪馬台国の女王の名前を答えなさい。 】
こういう問いが並ぶのが、一般的な確認テストです。中には記号で選ぶ問題なども入っているかもしれません。
現在、授業で行っているのは以下のようなテストです。
(例②)【______年、________の女王________は_____に使いを送る。】
これはプリントの内容のごく一部ですが、こういう空欄だらけのプリントの答えを一枚まるまる覚えてきて、それを授業時にテストとして実施し、プリントを埋めてもらうことをします。
例①であれば、「卑弥呼」という漢字が書ければ、あとはうろ覚えでも正解できます。年号もあやふや、「魏」という漢字は書けない、「邪馬台国」の漢字も自信が持てないという状況でも、正解できる可能性があります。これに対し、例②のテストは「239年」・「邪馬台国」・「卑弥呼」・「魏」のすべてをしっかりと覚え、漢字で正確に覚えていなければなりません。完璧に覚えるとなると、けっしてハードルは低くありません。
今週は3回目のテストでした。1回目は不慣れなこともあり、出来は思わしくありませんでした。2回目、ほとんどの生徒がしっかりと時間をかけて準備をしてきてくれましたが、全問正解できた生徒は2名ほどで、多くの生徒は「覚えたと思ったのに、思ったよりできなかった」と感じたようです。これは「覚えた」という判断に甘さがあったということを意味します。この「覚えた」という判断を適切に行えるようになることが重要です。
覚えたという判断が甘い状態で焦って大量のものを覚えさせても、覚えたつもりになるだけでしっかりと覚えられないということになるでしょうし、一時的に覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。
3回目の今回は、ほとんどの生徒がほぼ完璧に近く覚えてきてくれました。覚えるためのコツや覚えたかどうかの確認法をつかみ、覚えたかどうかについての適正な判断を下せるようになるよう、テストを実施していきます。
本日は飛鳥時代までの説明を覚え、古墳時代・飛鳥時代のプリントは配付しました。来週はこの内容についてテストを行う予定です。