本日は9月最初の「歴史」の授業となりました。
まず前の記事で取り上げた「年号チャレンジ」を実施しました(前の記事についてはこちらを参照ください)。
最初に「暗記用プリント」を配付し、8分間を使って必死に覚えてもらいます。
覚える際の注意点としては、
(1)プリントの語句を一字一句正確に覚える。
(2)覚える際には、「声に出す」・「紙に書く」などの工夫を自由に行ってよい。
以上の2点を意識してもらっています。
8分間でいくつ覚えられるかと言えば、最初は多くても4~5個ぐらいです。しかし、毎週繰り返しこれを行っていると、最初の方の年号については当たり前になっていきます。これを繰り返して「当たり前」にできるものを少しずつ増やしていくことになります。「今日、1~5を覚えたら、次に6~10を覚える」というのではなく、「今日、1~5を覚えたので、次は1~10を覚える」というようなイメージです。
覚えた後のテストでは、1から順に答えを書いてもらうのですが、1番から順に丸付けをし、最初に間違えたところまでが得点になります。たとえ50個答えを書いても、1問目で漢字の間違いなどがあれば0点という厳しいテストです。ただ急いで覚えるのではなく、正確に覚えることを目的としています。入試では正確な知識のみが点数につながり,あいまいな知識は逆に点数を下げる要因になるからです。大変なテストですが、みな少しでも得点を伸ばしていこうと、一生懸命に取り組んでいます。集中して覚える姿勢、記憶の精度をあげるための方法などを身につけていってもらいます。
授業では「弥生時代」について説明をし,その後に確認テストをしました。説明をされた内容についての問題ですが、覚えるための時間をとっていないため、うろ覚えの知識が多く、出来はよくありませんでした。説明を聞いて、ストーリーは頭に入っても、用語の正確な記憶はできません。説明を聞いて理解したと思ってもそれだけではテストでは正解できないことを実感してもらえたと思います。確認テストでできなかった部分については、次の授業までに覚えてくるように指示しました。6年生になるまでに,学習した内容を定着させるには何をすべきかを学んでもらいます。