夏期講習から「歴史」の学習をスタートしました。
「歴史」については、毎年一定数、歴史好きのお子様がいて、そのお子様たちは趣味的に歴史を学習しようとします。しかしながら、多くのお子様は特に歴史に強い興味があるということはないでしょう。それはそれで問題はありません。
歴史好きだろうが、興味がなかろうが、やることは同じ。「必要なことを覚える」ということです。そして、必要なことを覚えるために、まずは「どうすれば覚えるか」を覚えることです。
今後の授業においては、2つの道具を使って、「覚える」ことにアプローチしていきます。
一つは従来からやっている「授業の確認テスト」です。授業で学習した内容を一週間で覚えてくるというものです。
もう一つは、その場で集中して記憶した内容をテストするというものです。今後、毎回の社会の授業の冒頭に「年号チャレンジ」というトレーニングを実施していきます。
全部で102個の年号を「とりあえず意味がわからなくても構わないので、できるだけ早く覚えてもらう」ということを行います。口で唱えながら覚える、紙に書いて覚える、覚えたかどうかをチェックするといったことをいろいろと試し、そうすれば覚えられるかということを体得することが重要です。
また、これは「どうすれば記憶できるか」ということを知るための訓練ではありますが、実はここで覚えた年号が歴史の授業を進めていく上で、また入試問題を解く際に大きな武器となります。これらの年号がアンカーとなって、授業で学んだことをこのアンカーと関連をさせながら覚えていくことになり、知識が断片化しにくくなります。
さらに歴史マンガを読むというようなところまでやってくれれば、非常に大きなプラスになります。ONEの教室にも集英社・学研・朝日新聞の歴史マンガが置いてあります。歴史学習と並行してこれらのマンガを読むことができれば、授業で学んだ知識に厚み・深みが加わってきます。難関校受験を考えるのであれば、できれば触れておきたいものです。