2024年11月30日
漢字について覚えるべきことは
① 漢字の読み方
② 漢字の意味
③ 漢字の書き方(形)
この3つです。
一般的に漢字の学習というと、このうちの③に偏った学習をさせられることが多いように思います。いくつかの漢字を指定して「10回ずつ書きなさい」というような学習です。しかし、このような漢字の学習は「次回の漢字テスト」の得点を伸ばすことには役立つかもしれませんが、意味のある形で漢字を身につけることにはならない可能性が高いと言えます。
漢字学習の目的は「文章の読む際に読み方や意味のわからない漢字に出会うことをできるだけ少なくしていくこと」にあります。読み方や意味を覚えることが優先されるべきで、読みと意味を覚えるための学習していれば、多くのお子様はある程度は自然と形も覚えていきます。ONEでは、書き取りの練習は、受験学年になり、読みと意味の学習が進んだ段階で行っております。
今週の授業では「欠」・「建」・「健」の3つの漢字について、読み方と意味の学習しました。読み方と意味について、用例を示して確認をしていきます。
これらの用例の中には、4年生が既に意味を知っている言葉、馴染みのない言葉が混在しています。知っている言葉を使って「読み方」と「意味のイメージ」をつかんでもらい、それをもとにして馴染みのない言葉の読み方や意味を覚えてもらっています。確認用としてプリントもお渡ししています。読み方を覚えているかどうか、意味を理解しているかどうかを確認するためのもので、作業的に「何回も漢字を書く」というようなことを課してはいません。