2024年12月6日
先週の金曜日、早めに来た4年生のお子様が教室に置いてある歴史マンガや学習マンガをむさぼるように読んでいました。
教室に置いてあった歴史マンガは集英社のもので、かなりレベルの高い内容も含まれています。中学入試で問われるレベルよりも詳細な内容が描かれたマンガで、平易な大学入試レベルの内容も扱われています。これを小4のお子様がすいすいと理解できるということはないのですが、強制されたわけでもないのに積極的に読もうとする姿勢はたいしたものだと思います。
たとえ理解が難しそうな本であっても自分で進んで読んだ本やマンガからは何らかのインフォメーションを得ることができます。たとえ理解が不十分であったとしても、繰り返し読んでいく中で、徐々に理解が深まっていくものです。
お子様が読みたくて読んでいる本については、「これは難しすぎるから」などと周囲がコントロールするる必要はありません。お子様が読みたいものは躊躇なく与えればよいと思います。
逆にやってはいけないことは、「読むことの強制」です。時事問題対策として小学生新聞を読ませることを勧めたりする塾もありますが、読みたくもないものを読ませることは、読むことに対するマイナス感情を大きくするだけで、百害あって一利なしだと考えます。
読ませることで読めなくなるという状況にならぬよう、注意を払う必要があると思います。