東京・三鷹駅から徒歩5分-小学生(中学受験)・中学生(高校受験)対象の少人数制進学塾です。進学教室ONEでは無理なく「やれること」から少しずつ負荷を上げ、受験勉強を通して能力・精神力を鍛えていきます。
進学教室ONE
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国語の知識問題対策について

中学受験に限らず国語の入試問題の中心は長文読解問題です。これに加えて、漢字や語句に関する言語知識の問題が出題されたりします。

知識問題が配点の中で占める比重は学校によって大きく異なり、少ないところだと10%前後、多いところだと50%弱といったところです。

ひとくちに知識問題といっても、含まれる項目は多岐にわたります。代表的なものを挙げておきます(漢字は除く)。

(1)ことわざ
(2)慣用句
(3)四字熟語
(4)対義語・類義語
(5)熟語の組み立て

(6)部首
(7)筆順・画数
(8)文法
(9)敬語
(10)韻文の知識(詩の分類・表現技巧、短歌や俳句の知識)
(11)文学史
(12)その他→物の数え方、手紙の書き方(時候のあいさつ)、原稿用紙の使い方……など

これだけ広範囲にわたっているので、全てをきちんと身につけようとすると相当な時間がかかります。そこで、中学受験塾の中には国語の授業時間の半分をこれら言語事項の習得に充て、結構な量の宿題を課していたりすることもあります。出題される可能性のある範囲をすべて一通り覚えようと思ったら、相当な時間と労力が必要なことは間違いないでしょう。

ONEでは、全員にこれらの全分野を学習してもらうということをしておりません。国語の知識項目に関しては、「誰もが学んでおいた方がよい単元」、「特定の学校の志望者だけが勉強すればよい単元」に分け、前者は授業等で扱いますが、後者については受験が迫った6年生の12月以後に必要に応じて学習してもらうようにしています。

上記の(1)~(4)の知識については、文章の読解に必要なことばの知識です。ことわざの学習を通して、人生の機微について考えるというようなことも、成長にとっては意味のあることでしょう。(5)の熟語の組み立てについては、漢字の勉強の一環として扱います。これらの単元については、授業の中で扱っていきます。

(6)以後のものについては、「文章の読解」に直接的には役に立たない知識です。したがって受験校がほぼ決定した段階から、必要に応じて個々に指導をしています。

最近の中学受験では、(6)・(7)・(10)~(12)あたりの出題は、一昔前に比べるとずいぶんと減ってきています。パソコンが普及し、キーボードで文章を入力することが増えた時代においては、筆順や画数よりも、同音異義語の意味の区別ができるかどうかの方が重要です(同音異義語は漢字学習においては非常に重要です)。そんな時代の状況に応じて、入試問題も少しずつ変わってきているということです。

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