2024年11月14日
前回から新しく、「人体」の単元を扱っています。今回は「人体」の「消化・吸収」について扱いました。今回認識してもらった内容は、消化液の役割についてです。まず、前回の内容の確認で「消化・吸収」とはどのような作用のことをいうのか、そして「消化・吸収」に関わる臓器を思い出してもらいました。“消化”とはなにか、“吸収”とはなにか、と聞かれると普段当たり前のように使っている言葉なので、どう答えたら良いのか困ってしまうと思います。こと理科においては、“消化”は食べ物を体内に吸収できるくらいに細かくすること、“吸収”は細かくした食べ物を血液に乗せること、と認識してもらいました。生物の基本単位が細胞であるという前提知識を踏まえ、その細胞に栄養を届ける目的があることを理解してもらいました。
そして、“消化”を行う際に歯で物理的に細かくするのに加え、“消化液”というものを用いて化学的に細かくしていることも説明しました。生徒たちは以前に「気体発生」の内容において、塩酸や水酸化ナトリウム水溶液が金属を溶かすということを扱っています。ですので、その知識を思い出し、想像してもらうことで、今回の“消化液”の作用も認識しやすかったのではないかと思います。
まだまだ、「人体」において覚えてもらう知識はたくさんあります。一つ一つの知識をより覚えやすく認識してもらえるよう努めていきたいと思います。