2024年12月6日
今週も,前回に引き続き単位換算の練習をしました。
1m=100㎝といった長さの単位の関係については,全員覚えてくれていました。これを利用して500㎝を5mに直すなどの単位換算については,まだ時間がかかるお子様もいます。なんとなく答えを出すのではなく,理屈を理解して必要な行動をとれるようになることが算数では必要ですので,正しい行動を身に着けるために時間をかけるのは悪いことではありません。時間をかけて練習をしてもらいます。
長さの単位換算について,スムーズにできるようになったお子様には,時間の単位換算を考えてもらいました。時間の単位換算も長さの単位換算と同じように考えればよいのですが,時間は1時間=60分間,1分間=60秒間と,それぞれの関係が直感的にわかりにくくなっています。それでも,長さの単位換算を正しく考えられていたお子様は,時間の単位換算についてもスムーズにできていました。
時間の単位換算で立ち止まってしまったお子様もいましたが,これは悪いことではありません。直感的にすぐにわからなくても,長さの単位換算に戻って,やるべきことを確認した上で練習をしていけば必ずできるようになるからです。また,長さの単位換算でなんとなく答えが出てわかった気になっていたことについて,これだと先に進んだときに困るのだと感じることができれば,それは今後の学習に向けて大きな財産になります。 算数では答えを出すことにこだわってしまいがちですが,機会があるごとに,正しい行動をとる必要性を示していきたいと思います。