小５算数　授業報告　10月7日

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今週も，割合に関して，正しく行動ができるかどうかを確認することから授業を始めました。
割合の分野の習得にかなり時間をかけていますが，これは割合が中学受験において重要な単元であるからということもありますが、それだけではありません。内容を理解することだけでなく、新しい概念を理解し、習熟するためにどうすればよいかということを身につけてもらうことを目指しています。割合という一つの分野をしっかり正しく理解することを経験することで，他の分野を習得する際の行動を適正化することができます。５年生の学習においては、目の前の内容の習得だけでなく、学習や行動の原理を身につけてもらうことを目指して指導を行うことが多々あります。これは科目を問いません。ここでしっかりと学習の基本、行動原理を身につけることは、来年度の受験勉強に非常に大きな意味を持ちますので、時間をかけて丁寧に進めて参ります。

授業の後半では、今週から分数の説明を始めました。分数の約分・通分や分数の足し算・引き算について、分数の意味から考えてもらうことになります。こういった内容については結果(計算手法)だけを記憶して済ますこともできますが，「分数」という記号を「日本語の文章」として認識した上で，それを前提にして，それぞれについてなぜそのようにするのかを理解・納得した上で先に進んでもらいます。
これも先に述べた「目の前の内容の習得だけでなく、学習や行動の原理を身につけてもらう」ということを目指した学習です。学習を通じて、自分の行動に何の意味があるのかを分かった上で行動するという「当たり前」のことを身につけるということを目標にしています。意味もわからず、見せられた手法の真似をして答えを出すということができたとしても、その問題が解けるだけで、その先の発展はありません。学習に取り組む際には、目の前のことをやりつつ、常に先の学習を見据えて行うことが重要なのです。