ONEの4年生の授業では、前半は科目の枠にとらわれずに、様々な能力を鍛え、行動を適正化するための様々なプリント(計算や数種のパズル、記憶練習、国語エクササイズなど)に取り組んでもらっています。お子様たちは能動的な姿勢でプリントに向かい合ってくれています。年度の初めのころには、難しくなってきた時に泣きごとを言うお子様もいらっしゃいましたが、現在は難しいからといって弱音を吐いたりすることはなくなりました。こういった姿勢は、受験勉強をしていく際の土台となります。徐々に扱うもののレベルを上げながら、頭や心を鍛えていきます。
後半の国語の授業においては、前回の授業で読んだ文章中に使われていた語句についてのテストを行いました。以前からONEに通っているお子様については、文章中の語句について覚えてくるということがルーティーンになっています。体験授業のお子様や入塾して間もないお子様の場合、最初にこのテストを実施するときには、ほとんどできないというような状況になることが珍しくありません。
ONEに初めて来たお子様も、学校や他の塾において国語の授業を受けているのですが、そこではONEのような形で「文章中に使われていた語句を覚える」ということを要求されることはほとんどありません。多くの塾では、「文章を一読して、問題を解いて、解説授業を聞いて終わり」という指導が行われていることがほとんどです。したがって、ある日の授業で扱った文章について、繰り返し再読するなどということはしないのが通常でしょう。一本の文章を読んで、そこで使われていた言葉を覚えたり、そこで取り扱われていたテーマに関する知識を深めたりといったことには、あまり重きを置いていないのです。これでは、一本の文章から多くを吸収することは難しいのではないでしょうか。
ONEでは「一本の文章を時間をかけて繰り返し読み、その文章から多くを学ぶ」ということを重視しています。次から次へと新しい文章を食い散らかすのではなく、一本の文章をしゃぶりつくすように読んでいきます。授業で読んだ文章について再読し、授業時に説明した内容を定着させるという行動を促すために、毎回の授業でテストを実施しています。
最初はこのような形式のテストにとまどうかもしれませんが、少しずつ慣れてもらい、一本の文章から多くを学ぶという姿勢を身につけてもらえるよう、アプローチをしていきます。