前回の記事はこちら → 授業報告8月10日
お盆休み前に覚えてくるように指示をした地理の内容に関するテストを22日に実施いたしましたが、全員がほぼ完璧にできていました。全員が100%の正答率というわけにはいきませんでしたが、しっかりと覚えるための行動を取れています。地理の内容については、これで一段落です。
この後、歴史の学習をしていくことになりますが、そうなると一度覚えた地理の内容は少しずつ忘れていきます。「せっかく覚えたのに……」と残念に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これについては「そういうものだ」と思って、気にしないことです。ここで地理の内容を忘れたことについて責めたりすると、覚えることに対して苦手意識を持ったり、覚えることを嫌がるようになったりします。覚えるための行動がしっかりととれるようになっているのであれば、忘れたものはまた覚え直せばよいだけですので、忘れたこと自体は気にする必要はないのです。
「一度覚えた地理の内容は少しずつ忘れていきます」と書きましたが、本当のことを言えば、必ずしも完全に忘れてしまうというわけではありません。「頭の中に残ってはいるけれども自由に思い出せない」という状態になっていることが多くあります。後になって再度の学習をする際には、最初に覚えた時に比べて短時間で知識を定着させることができます。
さて、これから「歴史」の学習を始めていきます。
授業の進め方ですが、まずは原始時代から江戸時代までを一気に学習していきます。細かいことには触れず、核になることだけを説明し、各時代のイメージと全体の大まかな流れをつかんでもらった後に、もう一度前に戻って最初から学習をしていきます。
テストに関しては、これまでとは異なるコンセプトのものも実施していきますが、これについては次回以後の記事にて書かせていただきます。