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小5社会 授業報告 6月22日

前回の授業報告はこちら → 授業報告 6月15日

 

前記事で予告していた「四大公害病」についてのテストを実施いたしました。

パーフェクトにできているお子様も数名いらっしゃいましたが、まだ「覚える」際の確認が甘くなっているお子様もいらっしゃいます。テスト前から明らかに「自信がなさそう」だったお子様は、覚えるための努力を十分にしてこなかったということなのですが、そういう様子だったお子様はごく少数です。テストのための勉強はしてきて、しっかりと覚えたつもりだったのに、漢字を思い出せなくなってしまった、うっかり地名を度忘れしてしまった……というような状況に陥ったお子様が多くいました。実はこういう状況になるお子様は、「覚えていない」わけではありません。正解を示されれば「ああ、そうだった」と反応します。覚えたのだけれど、「いつでも思い出せる」レベルに至っていないということです。どうしたらそこに至れるか?

一番単純なのは、「繰り返す」という方法です。ただし、ただ漠然と眺めているだけではだめで、覚えたものを思い出すという確認作業を繰り返せるかどうかが重要です。
次回、もう一度同じテストを実施し、「思い出すという確認作業」がしっかりとできているかどうかをチェックしていきます。

 

授業の冒頭で「都道府県&都道府県庁所在地テスト」を毎回行っております。47の都道府県、そしてそれぞれの都道府県庁所在地を6分間で答える94点満点のテストです。
一問につき3.8秒少々で答えを書いて行かないと最後まで到達しません。「ええっと、ここは何県だったっけ?」・「鳥取と島根はどっちがどっちっだかな?」などと迷うような状態があれば、絶対に6分で終えることはできません。見た瞬間に答えがわかること、6分間集中を切らさないことが6分で全部終えるために必要なことです。毎週繰り返し行っていますので(思い出す練習)、多くの人はだいぶ早くなってきています。本日の最高得点は81点でした(書いた問題は全問正解)。繰り返し思い出す練習をしているうちに知識が当たり前のものになり、反射的に答えられるようになるという経験をして、覚えるためにはこのように繰り返し思い出す練習をすればいいんだと実感すること。そして6短い時間であってもわき目もふらずに没頭をするという経験をすること。この二つがこのテストの狙いです。ただ、都道府県や都道府県庁所在地を覚えることを目的にしているわけではありません。

正直に言えば、6分間で全問完答することは相当にたいへんで、例年は7分間でやっていました。ただ、知識があやふやな状況でいきなり7分間の時間設定でやると、制限時間内に手が止まってしまうといった状況も生まれるので、最初は5分間、ある程度知識が定着してきた段階で6分間という形で時間を変更してきました。現在は6分間の制限時間中に手も足も出ないという状況に陥るお子様はほぼいなくなりましたので、来週から7分間で実施する予定です。都道府県や県庁所在地の記憶が九九と同じレベルになったお子様は7分あれば完答できます(それでも一問あたりにかけられる時間は4.5秒弱)。これをしっかりとクリアできるようになったら、社会の記憶で苦戦するということはほぼなくなります。コンプリートを目指して、頑張ってもらおうと考えています。

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