過去にも何回か記事にしておりますが、非常に重要なことですので繰り返し何度も書かせていただいております。
小4~小6のすべてのお子様に文字を丁寧に書くということを求めています。こちらが声をかけるまでもなく、丁寧に文字を書いているお子様については問題はないのですが、油断をすると表記が雑になってしまうお子様もいらっしゃいます。
宿題や授業中の小テストなどにおいて、あまりに文字の表記が雑な場合は、書き直しを命じたり、注意をさせていただいたりという対応を行っています。お子様は精神的に負担だと感じることもあるかもしれませんが、文字を雑に書くという行動をそのまま看過した場合に、非常に大きな損失となるので、できるだけ早い時期にこの部分は矯正すべきであると考えております。
文字の表記が雑なことによるマイナス面としては
① 漢字の問題などにおいて、正しい漢字を書いたのに、不正解とされてしまう。
② 記述問題で採点者に与える印象が悪いために、採点が辛くなる可能性がある。
③ 自分の書いた数字を読み間違えるために、計算ミスが増える。
などといったことが語られることが多いのですが、もっと重大な問題があります。
文字の表記が雑なお子様は、あらゆるものを粗雑に扱ってしまう可能性があります。
学習の過程において、丁寧に扱わなければならないことが多々あります。記憶をする際、思考をする際、文章を読み書きする際、あらゆる段階において、丁寧に学習を進めることが必要です。記憶が不正確になったり、思考する際に筋道を丁寧に追いかけないために混乱してしまったり、文章をいい加減に読んで誤読をしてしまったり、設問を慌てて読んで条件を見落としてしまったり……といったことは、受験勉強においては、たいへん大きなマイナスにつながります。答案を読む人に対する配慮に欠けるいう点についても、修正すべきでしょう。
雑な表記については、その都度注意しているので、少しずつ改善しているお子様が多くいます。ONEの教室においては丁寧に文字を表記しようと心掛けてくれることが多いです。もっとも、宿題となると文字表記が雑になってしまうという方もいます。教室で書くノートや答案、提出してもらう宿題などにおいて、お子様が書いた文字が粗雑な場合には改善のためのアプローチをさせていただきますので、お子様にとっては負担に感じられることもあるかと思いますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
なお、5年生のお子様で文字の表記の雑さが気になるお子様については、「ひらがな」の練習プリントをお配りしました。これを毎日継続して丁寧にやることが非常に重要ですので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。