2024年11月30日
小4の国語においては、7月までは物語・小説を扱ってきました。この段階では、「文章を楽しく読む」ことを通じ、「文章に対して前向きな気持ちを持てること」を目標としてきました。
この段階については、ほぼクリアできましたので、夏期講習からは論理的な文章を扱い始めました。( → 夏期講習前半の授業報告)
夏期講習中に扱った文章は、10行程度のごく短い文章でした。お子様達は前向きにこれらの文章を読めたことから、9月からは徐々に長い文章を扱っていきます。しかしながら、いきなり長い文章をスピーディーに読むなどということはできません。一文一文、かみしめるように読んでいきます。文章を読むために必要な予備知識、文章中に用いられている語句の意味などについて、ていねいに説明しながら、時間をかけて文章を読んでいきます。
一本の文章を読むのに、数回の授業を費やすことになるかと思います。この段階で丁寧に文章を読み進めるという姿勢を作るためには、こういった訓練が不可欠です。多くの文章に触れた方が良いのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはまだまだ先のことです。文章を丁寧に読み進めるということを身につける前に多くの文章を読んでも、文章は多くを語ってはくれません。焦らず、じっくりと丁寧に進めて参ります。
なお、これまで4年生の国語ではノートを使うということがほとんどありませんでしたが、ここからはノートを使用していきますので、ご用意下さい。