2024年12月20日
前記事「小5社会 授業報告6月9日」の補足記事になります。
前記事にて、ていねいな表記を心掛けることの大切さについて書かせていただきました。
しかしながら、何事かを時間制限の中で急いでやらなければいけないような場合は、文字を丁寧に書いている余裕はありません。また、難しい問題に取り組む際には、思考することにエネルギーを集中しているので、やはり文字にかまっている場合ではなくなります。判読ができないほどの乱筆であれば注意をさせていただきますが、そうでない限りはこういったケースでは、表記について注意をすることはありません。
家で宿題を行ったり、記憶に取り組んだりする際には、時間の制限はありませんので、丁寧な表記を心掛けてほしいと思います。
余裕がないときを除き、常に「ていねいに書こう」いう意識で文字を書くようにしていると、そのうちに「丁寧に書こう」と意識しなくても、読み手を困惑させるような表記になることはなくなります。
「受験のときは丁寧に書くから大丈夫」などといって普段の文字表記の雑さを正当化しようとするお子様がいますが、受験のときにはいろいろな意味で余裕がないので、「丁寧に書こう」という意識を持つことはできない可能性が高いでしょう。ふだん「字が読めないのでバツ」にされるというようなことがあるお子様は、余裕がなく、焦りを生じやすい受験本番では余計に「文字が読めないのでバツ」となってしまいかねません。したがって、受験までには、「ていねいに」と意識しなくてもある程度「ていねい」な文字になってしまうという状況を作っておく必要があるのです。
時間があるとき、余裕のあるときは、常に文字表記を丁寧に行うということを意識していただければと思います。