小4算数　授業報告　春期講習

4年生の算数の春期講習では、毎回、割り算の筆算の練習をしました。だいぶ慣れてきましたが、今後も継続していきます。

春期講習から、文章題を読む練習をはじめました。算数の問題を解くとなると、問題文の状況を把握するよりも、どのような計算をするかという方向に注意が向きがちです。しかし、算数でも国語と同じくまず文章に書かれている内容を読み取ることが必要です。文章を読み取ることを意識してもらうために、問いを省いた問題文を使って状況を考えてもらいました。

九九の印象が強いのか、この文を読んで3×8＝24を連想して、８人がそれぞれ３個ずつご石を持っている状況を考えてしまうお子様もいます。この問題文から読み取れる状況は２4個のご石を持った人が８人のはずです。問題文に書かれているこのような状況を読み取った後に何をすべきかを考えなければいけません。問題を解くことにこだわってしまうと、問題文の数字から勝手な式を思い浮かべて、その式に合わせて問題文を読んでしまい、思わぬ読み間違いをしてしまいます。

問題文に書かれている状況が把握できれば、どのような計算をするべきか、自然と決定するはずです。

授業では、問題文の状況を自分がどう把握しているかを、実際にご石を使って表現してもらいました。今後も、式をたてる前に問題文を読むことを意識させたいと思います。