本日は、5年生としての最後の国語の授業になりました。
先週の授業で、現在扱っている文章(広い意味で「環境」に関わる文章。3週にわたって扱っています)について、「自分の読み取った内容をまとめてくる」という宿題を課しておりました。
ただ文中の記述を抜き出してくるというような形ではなく、自分なりに内容を消化した上で、ていねいな説明を書いてきたお子様が多く、たのもしく思いました。特に指示をされたわけでもなく、ポイントとなることを表のような形にまとめて、構造を整理してから書くということをしているお子様もいました。
授業開始前に「宿題を忘れました」と言いに来たお子様には、注意をさせていただきました。
宿題については「さぼる」ということはあっても、「忘れる」ということは現実にはほとんどありません。「宿題があることを忘れていた」というのなら「宿題を忘れた」と言ってもいいのでしょうが、「宿題があることをわかっていてやってこなかった」のであれば、それは「宿題をさぼった」ということになります。宿題は毎回あるのですから、「宿題があることを忘れた」などということは通常は起こりえません。正しくは「宿題をさぼってしまいました」ということなのです。
小学生のことですから、数か月に1度ぐらいは、宿題をさぼるというようなことは起こりうるでしょうし、それについては厳しく注意をすることもありません。しかし、「さぼった」ことを「忘れた」と言ってごまかしたりすることは、まずいことだと考えております。その理由については長くなりますので、今回は割愛させていただきます。
現在、文章を一文ずつ丁寧に読むということをテーマに授業を進めておりますが、今回提出していただいた宿題からも「丁寧に読もう」という姿勢が感じられました。
次回の国語の授業は2月9日以後になりますので、まるまる一週間以上間隔が空くことになります。この期間にまったく文章を読まずに感覚を鈍らせてしまうことはもったいないので、本日は課題として、これまでに授業で取りあげた文章3本を配付し、「1本につき、2~3回は読んでくる。1回は自分が読み取ったことをノートにまとめてみる。」という課題を出しました。6年生最初の授業のときにノートを提出してもらう予定です。
6年生の国語においては、これまでほとんどやってこなかった「漢字の書き取り」を扱っていきます。これについては別の機会に書かせていただきます。