2024年11月14日
前回の記事からだいぶ時間が経っておりますが、現在の授業においても以下の2種のテストを実施しています。
(1)授業内で記憶をしてもらい、その場で行うテスト。
(2)前回までの授業内容に関して、家庭で覚えてきたかどうかを確認するテスト。
(1)については、この一ヶ月でかなりよくなってきています。覚えるときの集中力も上がっていますし、覚える際の工夫もしてくれています。ただ眺めているというような生徒はほぼいません。紙に書いて覚えたり、口で唱えて覚えたり、覚えたかどうかをプリントの半分を隠してチェックしたり……とさまざまに工夫をしてくれています。(1)のテストができるようになると、(2)のテストのための家庭学習も短時間で成果を上げやすくなります。点数を少しでも上げられるよう、全力で取り組んでもらいます。
(2)については、毎回点数がよいお子様と、点数にむらがあるお子様がいらっしゃいます。問題は後者ということになりますが、毎回点数が悪いというわけではありません。ある内容のテストを初めてやった時の点数が悪く、二回目になると点数が大きく伸びるというパターンです。
こうなる理由は、一回目の学習が「覚えたつもり」で終わってしまっているからです。覚えたかどうかの判断が甘いということです。まだ覚えてきれていないのに、「覚えた」と思ってしまうのです。
「覚えた」という判断を適切に行えるようにすることが、記憶学習において最も重要なことだと言っても過言ではありません。
2種類のテストを使って、記憶の精度を上げるべく、アプローチをしていきます。