2024年12月6日
今週は、生徒が授業前にジグソーパズルをやっていたのですが終わり切らなかったので、授業時間の一部を使って完成してもらいました。今回やってもらったジグソーパズルは108ピースの比較的簡単なものですが、授業の前(前週の金曜日の授業前、およびこの日の授業前)にやっていた分も含めて、全部で1時間ぐらいはかかったかと思います。
パズルをやってもらった理由は、集中・没入して行動することを体験して欲しかったからです。小学生にとって何かに集中・没入するということは日常そう多くあるわけではありません。マンガでもゲームでもよいのですが、夢中になって何かを行うということは、生徒がその後、勉強において集中・没頭する状況を求められる際に非常に意味を持つ経験になると考えています。また、集中してジグソーパズルに取り組み、空いているスペースの形や手もとにあるピースの形を観察して、それがどこに当てはまるのかを考えるという行為は、図形の認識についても脳内のイメージ力を鍛えることにつながります。
小学4年生の段階では、授業を聴くこと、ノートを取ることといった、直接受験勉強につながることももちろん学んでもらいますが、時間に余裕がありますので、間接的に役立つことも機会を見つけてやってもらうようにしています。
4年生の授業では引き続き、ものの個数の数え方を扱いました。
自分で図を描いた上でその図を観察して考えることを繰り返してもらっています。
小学生にとっては算数=計算のイメージが強いのですが、計算だけが算数ではありません。筋道立てて考えることができるようになることが大切です。図を描くことで、ひとつひとつの手順を確認しながら進んでもらっています。
(榎本)