2024年12月6日
1月は文章題を扱いました。
算数で文章題を扱うというと、鶴亀算や過不足算といった、いわゆる特殊算を思い浮かべる人が多いかと思います。ONEでは4・5年生の間はほとんど特殊算については扱いません。特殊算にこだわると、どうしても、「どう解くのか」、「掛けるのか割るのか」、という方向に頭がいってしまい、問題文の内容を一つ一つ読み取って考えていくという意識が希薄になってしまいます。
今回扱った文章題は、日本語として意味を読み取ることができれば正解にたどりつくことができる問題です。文章を読み取ってそれに従って必要な行動が取れること、まずそれができなければ、解き方をパターンとしていくら覚えても意味がありません。どのような計算をすべきかについては、文章の状況を読み取ることができれば感覚的に判断できるはずです。感覚的に判断できないのであれば、平易な内容でそれを繰り返して感覚的にできるようになるまで繰り返さなければいけません。
今回、幸いなことに、なんとなく計算を始めてしまう生徒さんは一人もおらず、みんな文章の意味を考えてくれました。考える練習には時間がかかりますが、ここで時間を掛けることは、先に行って大きな意味を持ちますのでご了解ください。
(榎本)