今回は水曜日に行っております4年生の特別授業について書かせていただきます。
前々回はジグソーパズル、前回は立体的な絵の写生を行いました。
今回は、紙飛行機づくりを行ってもらいました。
ケント紙に紙飛行機の設計図が書かれており、こちらをハサミとノリを用いて紙飛行機を製作していきます。ケント紙は普段使っている紙よりも厚く、小学生にとって切りやすいとは言えません。また、作る紙飛行機は競技用の本格的な紙飛行機ですので、直線はあまりなく、曲線がほとんどで切ることも簡単ではありません。
水曜日の特別授業では手先の器用さに着目して授業を行いました。
今回も、目的はあくまで紙飛行機を上手に作り、まっすぐ飛ぶ飛行機を製作することですが、その目的達成のためには手先を器用に動かさなければなりません。はさみで曲線を綺麗に切ることは容易なことではありません。特に、切るという作業は「どの境界線で切るか」ということが非常に重要になってきます。紙を切る際には外枠を設けておりますが、この外枠は数ミリあります。この数ミリの外側を切り続けるのか、内側を切り続けるのかを徹底しないと結果的にはギザギザの切り目になり、まっすぐ遠くへ飛ばす邪魔になります。
切る作業、貼る作業、そして最後に翼を湾曲させる作業を通じて紙飛行機は完成します。
全部で3時間以上かけて作り上げ、紙飛行機を試験飛行させながらそれぞれ微調整を行い、最終的に完成させておりました。
今回で4年生の特別授業は終了です。週に3回の通塾に慣れること、一つの物事に没頭すること、頭を動かして手先を器用にすこと……など、さまざまな意図をもって授業を行ってまいりました。今回の特別授業で扱ったテーマ(能動的姿勢やさまざまな能力)は今後の5年生の学習にもつながっていきます。