2024年11月14日
今回の授業から「人体」から変わり、新しい「熱の伝わり方」の単元に入ります。10月から扱ってきた「人体」の単元は単純に記憶する物事が多く、確認テストなどを通じ、生徒には時間と負担をかけて覚えてもらいました。せっかく定着した内容を忘れてしまうことが無いように授業前プリントを使って、引き続き「人体」や過去に扱った単元にも触れてもらいます。
これから扱う「熱の伝わり方」は記憶する物事の多い「人体」とは対照的に、単純に記憶しなければならないものはほとんどありません。「伝導」「対流」「放射」という現実に起こっている熱の伝わり方に対し、「どのようにして熱を伝えているか」を考え、論理的に覚える必要があります。例えば、「対流」という熱の伝わり方は「気体もしくは液体が温められると上へ行く」という事実を記憶すればとりあえず問題は解けます。しかし、この「気体、液体が温められると上へ行く。」の中に、「気体、液体が温められると膨張し、周りの気体や液体と比べて軽くなり、上へ行く。」という流れがあります。一つ一つの論理は難しいですが、これを無視して単純に記憶してしまうと、この単元の問題は解けても、この単元への認識・理解を使って他の単元の学習に役立てられなくなります。なので、12月中と冬期講習中に実験も行い、理解を深めていってもらいます。